先日haruさんから「最終通告のはがき」が照会されましたが、一方「オレオレ詐欺に注意せよ」と大阪の某社から参考までにメールが入りましたのでご照会します。色んなことがありますがくれぐれも注意しましょう。
[緊急/重要]
「オレオレ詐欺」に対する注意徹底について
首件、電話で息子や孫・親戚の名をかたって、指定した口座に金銭を振込ませるいわゆる「オレオレ詐欺」が多発しています。最近では、察や金融会社を名乗り、交通事故の示談金や借金の返済を名目に金銭を振込ませるといったケースも多く、その手口はだんだんと巧妙になってきています。
当社でも、単身赴任している社員の家族宛に「オレオレ詐欺」と思われる電話が入り、幸いすぐに本人との確認が取れたため被害には至りませんでしたが、今後、同様の電話がその他の社員宅にもかかってくる可能性があります。
つきましては、「オレオレ詐欺」の概要、留意事項等について、下記の通り列挙しますので、各所属員へ徹底頂き、ご家族を含め十分に注意頂く様お願いします。
記
1.当社社員の「オレオレ詐欺」事例
・単身赴任中の社員の自宅に「派出所の人間」と名乗る人物から電話が入り、応対した奥様に対し、「ご主人が西田辺で交通事故を起こした。本人は大丈夫だが、相手の夫婦の夫人が妊娠中で入院することになった。事故を示談にするためにはお金が必要で、499万円を即準備し、振込みをするように」と指示。途中で、社員本人(の振りをした人物)も電話に出たが、オイオイと泣くばかりで良く聞き取れない。
・奥様が「すぐお金を用意するのは無理」と答えると、「100万円用意し、準備出来次第(派出所と名乗る人物の)携帯電話に電話をするように」「示談が成立するためには、守秘義務があるため誰にも喋らないように」と指示。
・奥様は一旦電話を切り、お金の工面をする前に、夫である社員に念のため確認の電話を入れると本人が出て、全て作り話であると判明した。
(地元警察に通報)
2.その他「オレオレ詐欺」の一般的な犯行手口
(1)電話をかけ、「俺だけと」と自らは名乗らず、電話に出た相手に子や孫・夫(妻)であると思い込ませ、「○○か?」と聞くと「そう、○○だ」と子や孫・夫(妻)になりすまし、助けてくれ(口座にお金を振込んで)と
泣きつく。
例:「交通事故で相手に怪我をさせた。治療費(修理代)が要る」
「金を借りたが返せなくなった」
「友人の借金の連帯保証人になり、返済を迫られている」
「喧嘩で相手を怪我させてしまった。治療費が要る」
「妊娠させて、中絶手術に金がいる」
※高齢者が狙われる場合が多い。
※中には、綿密にその家庭の状況を調査し名前を名乗る場合もある。
(2)本人の説明の後、「警察の者」または「事故の相手方」といった別の人間が出て具体的な支払要領を説明する。
・さまざまな理由をつけて、「誰にもこの話をしないように」と指示する。
・一度振込んだ後、「さっきの治療代とは別に修理代も必要」等、更に振込みを要求する場合もある。
3.被害に遭わないための留意点
◎万一、この様な電話を受けた場合は・・・
・「おかしい」と感じたら、メモ等で要点を記録すると共に、必ず「また、かけ直す」として一旦電話をきる。
・その後、すぐに本人(または関係者等)に連絡をとり、事実確認をする。
(絶対に安易な振込み等はしないこと)
・相手が「警察」などと名乗っても、慌てず、落ち着いて対応すること。
(警察が示談金を扱ったり、送金を依頼することは決してない)
・事実確認ができなければ、悩まずすぐに最寄の警察に通報(相談)する。
◎留意事項
・家族や実家・親戚との間で、「オレオレ詐欺」について話し合い、お互いの連絡方法などを確認しておく。(単身赴任者・寮生は、特に注意すること)
・「オレオレ詐欺」は、いわば形を変えた「なりすまし電話」であり、何らかの形で社員情報が漏洩すれば、これを元に犯行に及ぶ危険性がある。
職場においては、「住所録」「緊急連絡先」等の個人情報は必ず鍵付のロッカー・引出しの中に入れて施錠保管する等、適切な管理を行うこと。
≪ご参考≫
「オレオレ詐欺」被害実態(警察庁発表資料より)
被害(認知)件数 被害金額
・2003年度 6,504件 約43.2億円
・2004年度 4,974件 約42.7億円
(1〜5月)
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