ハドソン川の英雄が誕生・・・、HEROが増えるのは大変結構ですが・・・、双発機でエンジンが両方とも停止するというのが一番の問題ですね。同じようなことが前にもあったと思ったら、丁度一年前の今日ブリティッシュ・エアウェイズ38便事故がありました。この時も両エンジン停止の双発機を空港敷地内まで辿り着かせ一人の死者も出さなかったパイロットの技倆・処置が賞賛されましたが、両エンジンが同時に停止した原因は未だ解明されていないと思います。
二度あることは三度ある。飛行機はなるべくたくさんエンジンのあるやつに乗りたいものです。 |
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[1035] RE:ハドソン川の英雄もいいけれど 名前:G 日時:2009/01/18(日) 10:34 |
よその国のできごととは言え、わずか1年前のこと。そんなことあったっけ…と脳天気になるのは、歳のせいか?ハタマタ事件・事故が多すぎて鈍感になっているせいか?“ハドソン川の英雄”も来年の今頃は、タダの人になっているかも?(そこへ行くと、自称HEROさんは永遠のHEROだから安心か?)
されど、近日登場の“人”は一年くらいでタダの人になってもらっちゃ困る。“2期8年間”職務を全うし歴史に残るHEROになるか?最期まで見届けたいものですが、命がもつかナ?
どっちの? どっちも…。
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[1036] RE:ハドソン川の英雄もいいけれど 名前:HERO 日時:2009/01/18(日) 14:09 |
離陸滑走中のBoeing757のエンジンに鳥が吸い込まれる瞬間をとらえた映像がありました。もう機首引き起し速度を越えていて、このまま離陸するしかありません。2007年4月29日マンチェスターでの出来事。 |
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[1037] RE:ハドソン川の英雄もいいけれど 名前:G 日時:2009/01/18(日) 20:57 |
バードストライクでタービン内に何が起こるんでしょうかネ。何度も炎が出るほど燃焼する?さぞかし美味い焼き鳥が…? |
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[1038] RE:ハドソン川の英雄もいいけれど 名前:QI 日時:2009/01/18(日) 23:22 |
機械屋の立場からすると、鳥の一匹や二匹吸い込んでもジェットエンジンというのはそんなにやわなものでは無いはずですが、エンジンは効率を上げるため回っている羽根と外壁の隙間を出来るだけ小さくしています。なので、普通はすいこまれた鳥はすぐミンチになって外へ出て行くはずですが、不幸にして吸い込まれた鳥が大量だったり、羽根の先のほうへ吸い込まれると羽根が折れてその破片(金属)が高速で外壁と接触、摩擦熱で火が出ることがあります。HERO
さんのおっしゃるとおり、エンジンの数が多いにこしたことはありません。747がもっとも安全と言われるゆえんです。
それにしても1036の映像、どうやらイギリス人同士の会話らしくよく分かりますが、時々のるJALの、特に下手糞な機長の英語だと多分こういう場面では通じなくて助からんだろうと思います。
☆Gさんはお得意だろうけど、ほんとに「May day」(労働者万歳!とは違いますよ)と言うんだな、と妙な感心をしました。 |
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[1040] RE:ハドソン川の英雄もいいけれど 名前:HERO 日時:2009/01/19(月) 00:44 |
☆Gさん、ターボファンエンジンに吸い込まれた鳥の8割くらいは(コンプレッサ→燃焼室→タービンを通らずにバイパスされて)生のまま、残りが1700℃の高温で焼いたウェルダンになるでしょう。
最初のファン(正面から見える)で鳥を充分細かなミンチに出来れば、次段のコンプレッサに被害は及ばないでしょうが、ファンの方が割れて硬い破片がコンプレッサに入り込むと厄介ですね。(エンジンのバードストライクテストの映像がありますが10番、11番の羽根が欠けたように見えます)
4発の747がもっとも安全といっても、あり得ない事、あってはならないことが繰り返されるのが世の常。747が全エンジン停止に見舞われた例もあります。8発とか16発という飛行機は出てこないかな。 |
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[1043] RE:ハドソン川の英雄もいいけれど 名前:G 日時:2009/01/19(月) 21:33 |
「May-day may-day!こちらチェックメイト・キング、応答願います!」ってのは、その昔良くみたTV映画「コンバット」?の中のひとこまですが、単なる暗号だと思ってあまり深く考えたことがありませんでした。QTさんのコメント(1038)に刺激されてGoogってみましたら下記の解説がありました。フランス語は不得手なので知りませんでした。郵便飛行士だったサン・テ・ジュグベリが地中海上空で消息を絶ったときも "m'aider!"って叫んでいたのかな〜って想像すると感慨ひとしお?
だけど、日本語で叫べば『たすけてくれ〜っ』ってことで、色気も何にもありゃしない。
According to our encyclopedia entry on SOS, "mayday" is used
as a distress signal for aviators because it approximates the French term
"m'aider", meaning "come help me!" The term came into
use between the years 1925-30. |
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[1045] RE:ハドソン川の英雄もいいけれど 名前:HERO 日時:2009/01/20(火) 15:25 |
Antoine de Saint-Exuperyの"Le petit prince"は著作権期間満了で新訳がたくさん出ていますが、青空文庫に収録された大久保ゆう訳の題名は「あのときの王子くん」。訳者あとがきにこの題名を選んだ意図が述べられていますが、定冠詞ひとつが「星の」になったり「あのときの」になったりするのは、面白いというかややこしいというか・・・
話はどんどんハドソン川から逸れていきますが・・・前述の新訳を読んでいたら「ぼくも、いつ、すうじの大すきなおとなのひとになってしまうともかぎらない」という訳文が出てきました。ふつうは「・・・なってしまわないともかぎらない」だと思いますが・・・。日本語もけっこうややこしい。
それで思い出したけれど「富士の高嶺に降る雪も、京都先斗町に降る雪も、雪に変わりはないじゃなし」という唄もありましたね。雪に違いはあるのか、ないのか?
堀辰雄の「風立ちぬ」の冒頭、「風立ちぬ、いざ生きめやも」が誤り・・・正しくは「いざ生きざらめやも」か「いざ生きむ」・・・という話も有名です。まあパイロットと管制塔が古文で交信することはないでしょうから、大事には至らないと思いますが・・・
英語では、Simon & Garfunkelがヒットさせたイギリス民謡“Scarborough Fair”の歌詞に“Tell her to make me a cambric shirt ... Without no seams nor needlework”という一節があります。このシャツには縫い目や針仕事があるのでしょうか、ないのでしょうか?ややこしや、ややこしや。 |
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[1049] RE:ハドソン川の英雄もいいけれど 名前:QI 日時:2009/01/20(火) 23:34 |
なるほど M'aider ですか。でもこれを一番近い英語に直すと Aid me になって、「たすけてくれーっ?」より「援助御願いします」みたいな感じがするけど。JTB
の旅行者用会話によるとフランス語で「たすけてくれーっ!」は Au secours!(オー スクール!) だそうな。
HERO さん、ザ・ピーナッツのデビュー曲「可愛い花」は Petite Fleur らしい。この場合は La がついてないけど、冠詞つき「王子様」は日本人が訳せば「可愛い悠人」になるかも。ん、悠人様知らん?不敬ですぞ。
ふつう、いつ、とくれば「・・・なってしまうかもしれない」じゃないですかね。「・・・なってしまわないともかぎらない」なら前は、いつか、じゃないですか? 理屈ではなく、なんとなくネイティブの勘で。
サイモン&ガーファンクルの Scarborough Fair、涙が出るほど懐かしいです。彼女と二人で歌ったなあ。あの映画「卒業」やったっけ。 |
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[1050] RE:ハドソン川の英雄もいいけれど 名前:HERO 日時:2009/01/21(水) 10:32 |
なるほど。MAYDAY MAYDAY MAYDAY, s'il vous plait. と叫べばいいのか。だけど「数を勘定できない言葉だから国際語として失格しているのも、むべなるかなという気がする」と石原慎太郎が言う言語を国際信号に採用して大丈夫なのかな。
Werner Muller OrchestraのPetite FleurとSarah BrightmanのScarborough Fair をどうぞ。 |
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[1052] ああ、勘違い! 名前:G 日時:2009/01/21(水) 22:34 |
#1043で「May-day may-day!こちらチェックメイト・キング・・・」ってのはTV映画「コンバット」の中のセリフと書きましたが、とんでもない勘違いでした(ぺこり!)#1043の引用文には「may-day」は航空用語として使われるようになった…とあります。ご存じ「コンバット」は第2次大戦のヨーロッパ戦線でのアメリカ陸軍歩兵隊のドラマですから、違和感あり!ですね。手元にあった古いビデオを再生してみましたら、『Checkmate
King2 Checkmate King2 こちらWihte Rook』というのがコンバットのコールサインでした。正確ではないけれど、チェス用語からの流用でしょうね。
とすれば、『May-day may-day…』というコールは、どこで馴染みになったのだろうか???
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