<プロローグ>
 楽しかった旅行も終わり、季節はずれの台風に見舞われた娘のサロンコンサートも皆様のお陰で無事終わってホッとした心の隙に飛び込んだメール一通!!!!
久しぶりに☆Gさんから…PKO欠席連絡かと思って開いて…「ギョッ!!!」
海幸彦さん
今回の旅行記を「梅さん」に書いてもらいました。
関東組のオプションツアー道中記もあわせて掲載(『出逢い再び…』>寄稿文集)
したいと思います。貴兄に写真カットつきで原稿お願いしたいのですが…
 生粋の技術屋に何を言われる…と思いながらも、日頃お世話になっている☆Gさん。むげに拒否することも出来ず…数日間、悶々としました
どうせ技術屋、レポート調になっても致し方ないと割り切り、コンピューターに向かった次第…


 学年恒例になった2年毎の楽しい旅行、東京から出かけるのに一泊で帰るのは惜しいと、前回からこれも恒例にしようと企画したのが前後いずれかのプラス一泊旅行。前回は安曇野の帰りに蓼科ですてきな一夜を過ごしました…
今年は遠く尾道まで、さて何処にするか思案投げ首で考え出したのが…
JAL先得割引を使って空路出雲路へそして山陰…さいわい、筆者の義妹が経営する温泉旅館が米子皆生温泉にある、これを利用しないことはないと衆議一致。
計画概要を任された筆者、航空券手配と宿手配が終わったら安心してしまって開店休業。堪りかねた「PKOの主婦」を自認されるUraraさん作成の日程をご覧下さい…

 
出雲大社
10月24日朝7時、誰が晴れ男、晴れ女なのか快晴なった羽田空港JALロビー2番時計塔の下に集まった男3人、女2人…
「ん、一人足りない?」  携帯で呼び出しを掛けたら…すぐ横で「ハ~イ」。早く着いてついウトウトとか…
無事出雲空港に着陸…「よかった~」 出雲大社は筆者は40年ぶり、長い参道、巨大なしめ縄、古色蒼然としたたたずまいはさすが…詳しくはホームページでどうぞ!(便利になりましたね)
 ここで先着して一人日御碕(ヒノミサキ)で魚釣りを見てきたQⅠ氏が合流し“神社談義”、出雲大社は大国主命、伊勢神宮は天照大神そして日御碕神社は伊勢神宮派云々…浮世離れした広い境内を巨大なしめ縄に感心したり、思い思いに散歩したり、デジカメ撮影会をやったり、お孫チャンにお守り買ったり、時は思いの外ゆっくりと過ぎていきました…昼飯はやはり出雲ソバに、しかも市井のソバ屋がいいと通ぶって「足を棒」にしたわりには入ったところは大衆食堂、それでもゆっくり割り子ソバ、ビールを楽しみました…もっとも隣のおじさん達はラーメン食べていたけれど…
 さて、松江への移動…せっかくJR3割引のジパング切符を持っていながら、田舎電車に乗ってみたいと“一畑電鉄松江線”に乗ってひなびた(高層ビルが無いと言う意味)町並み、単線電車を楽しみながら1時間宍道湖の日本海側を通って松江へ。まぶしく太陽に輝く宍道湖の湖面、そして松江城は期待通りの姿、形で楽しませてくれました。
 圧巻は延々と続く松江城お堀の船遊び(PKOママさんの執念で実現、感謝してます)…10年ほど前から水郷の船遊びを真似て始めたと言う「ゆっくり走るモーター和船掘り割りめぐり45分間」…お城を中心始点にして渦巻き状に掘られた「掘り割り」…かなりの部分がのこされており宍道湖に注ぐ河川ととけあって現在の町並みを縫っての船旅です。現存する「お城」の中で「松江城」だけという珍しい物でした… そして、この旅最初のジパング切符を使ってローカル幹線(単線という意味)の山陰本線普通列車で米子へ…
 皆生シーサイドホテルは温泉旅館には珍しい個室仕立て…女性陣に好評でした。 形通り7人で料理を囲んで夜の宴会…ビールで乾杯、相も変わらぬ芋焼酎の酔いのなかに旅の夜は更けていきました。
 翌25日は快晴、日本海を見下ろしながらゆっくり朝温泉を楽しんで食堂へ…ここで蜆談義…隣に陣取ったQⅠさん「この蜆、宍道湖産?」…専門家海幸しばし無言…そして「ずいぶん痩せてるね、多分長い旅して来たんじゃない??」、昔の米子では蜆と云えば丸々太った宍道湖蜆が当たり前だったのにと思いました。
 ホテルが準備してくれたマイクロバスに乗って出発… 予定とは未定であって決定ではない…の格言通り、ゲゲゲ通り(注:水木しげる通り)散策を変更して、義弟のお薦め「大山ドライブ~鳥取フラワー回廊散策」に急遽変更… 紅葉には少し間はあるけど晴れ渡った伯耆大山ドライブウエイを快調に…途中「大山観光案内所」で小休止、大山が一番美しく見える桝水高原へ向かいました…ススキ穂がゆれ、可憐な?花を友にして大山をバックに記念撮影…しばし空気の旨さに浸っておりました…そして一路「花回廊」へ。
PKOデジカメ軍団大活躍、カメラ両手(一眼レフ故に)に神出鬼没のHeroさん、花を相手にレンズ通してニラメッコ(接写得意の)の下北沢さん、もっぱら花群鑑賞のお二人さん、何時写真を撮るのかよく判らないけどカメラ構えているQⅠさん、かく言う筆者、デジカメとビデオカメラ二刀流に振り回されやっと見つけたお気に入りを、じっくりと…時の経つのを忘れていました…
 予定通り米子駅12:25分発(特急八雲16号)に乗車、昼食はPKOママさんお勧めの「鯖箱寿司」と「山陰名物アゴの浜焼き…トビウオの焼きちくわ」そして缶ビール・・・。中国山脈を横断して倉敷へ…尾道ロープウエイ下駐車場で大軍団の皆様に飲み込まれていきました…  10月26日午後…倉敷大駐車場で大軍団の皆様を見送ったのが関東組8人衆。
東京には夜着けばいい、およそ4時間ある、さてこれから何処へ行くか…向かった先が日本三庭園の一つ「岡山後楽園」。
午前中降っていた雨も上がってしっとりと濡れた名園…名物キビ団子をお茶受けに戴いた「抹茶」、緑の芝、広い池に流れ込む清流、点在する茅葺き、そびえ立つ岡山城…名園がオプショナルツアーを締めくくってくれました…
 大軍団の皆様が車内宴会に疲れ、楽しみに浸りながら家路に向かわれた頃、関東7人衆もそれぞれ家路に向かいました。 旅行できるのが幸せで生きていると実感しながら…。

 田川学年代表、そして旅行を企画サポートして下さった郷里の同級生の皆様有り難うございました…来年は私達が東京でお待ちしています。
   (2007.11.03 海幸彦)

【 神社談義 】
 日御碕神社はスサノオノミコトの子アメノフキネノミコトが、
日御碕神社
「日の出る所伊勢国五十鈴川の川上に伊勢大神宮を鎮め祀り日の本の昼を守り、出雲国日御碕清江の浜に日沈宮を建て日御碕大神宮と称して日の本の夜を護らん」
と言って、祀り給うたと伝う、らしい。日沈宮(下の宮)の祭神は天照大神。 近くに神職以外は渡れない経島があって、うみねこが産卵・繁殖する天然記念物とのこと。残念ながら飛来するのは11月下旬~12月上旬、7月中旬に北へ帰るらしく証拠の糞しか見えませんでした。 ここへは昔、子供が小さい頃家族旅行で来た事があって思い入れがあったのですがそのとき泊った国民宿舎は既に取り壊されていました。
日御碕灯台だけは昔のままでした。 (QⅠ)
経島 日御碕灯台

     <注> ◆写真提供: 海幸彦 ・ HERO ・QⅠ  編集責任:☆G 
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